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全国初の裁判員裁判が3日、東京地裁(秋葉康弘裁判長)で始まります。

対象は、東京都足立区で5月に女性が殺害された事件です。

3日間連続で公判(法廷)を開いて結審(裁判を終わらす)します。

この間、民間の裁判員6人とプロの裁判官3人の評議をします判決を決めます。

途中、公判での検察官と弁護士のやり取りを聞きます。

また被告人や証人(弁護士側と検察官側のそれぞれの)の話を聞きます。

場合によっては証拠を吟味します。

裁判員や裁判官が被告人や証人に質問します。

そして今回は8月6日に判決予定です。


この早いのが裁判員制度の特徴です。

今までは検察官と弁護士と裁判官の三者が「駆け引き」をしました。

またみんな「事件の掛け持ち」をするので月一回のペースで行われました。

弁護士側、検察官側が争ったら一年以上かかる場合もありました。

英語でジャスティス・ディレイ・ジャスティス・ディナイテッドと言います。「裁判が遅れると正義が否定される」です。

また司法改革のもう一つの目玉は司法試験の合格者を増やすことです。

弁護士や裁判官、検察官の増員、地方に極端にいない弁護士を増やす。(地方の県、青森島根などは県会議員の数より弁護士が少ない)

そして全国どこでも裁判を迅速に処理をする。裁判を起こす権利を保証するのです(裁判員制度は刑事だけですが、借金や会社の商売のトラブルなどの民事が多い)

これらの一連の司法改革の流れです。

詳しくは久保利英明弁護士著の「法化社会が日本を変える」(東洋経済)や朝日新聞の久保利弁護士などの記事を



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