ＮＨＫの面接の注意

●ＮＨＫのポイント１
「ＮＨＫは国営放送」

「受信料」は任意に払うのではなく、法律に基づく「強制」です。拒否したら「裁判」にかけられます。
実際、今年に入ってから「支払い命令」の判決が企業や個人に出ています。さらに国家予算（税金）からもＮＨＫに金が流れています。

またＮＨＫの予算は「国会」の承認が必要です。

法律上は「特殊法人」です。

職員は「準公務員」です。民間企業なら賄賂をもらってもつかまることはありません。（役員の背任を除けば）
しかしＮＨＫ記者、ディレクター、職員は逮捕されます。


しかし面接では「絶対に国営企業とはいってはいけません」、「公営企業」です。

●ＮＨＫのポイント２
「精神力」

昨年秋のリーマンショック以降の不況で、「公務員」のＮＨＫ人気は高まっています。

しかし記者職での「辞める人、心の病気」にかかる人は多いのです。

大半の放送局（新聞社の支局）で欠員１－２人（辞めた人、病気の人）がいます。

「放火犯」もいます。
数年前にＮＨＫ大津放送局の記者が「放火」で逮捕されました。

放火はの最高刑は「無期懲役」で殺人につぐ重罪です。
記者が「刑法」を勉強していない分けがありません。
それでもなぜ罪を犯したのでしょうか？

彼は大阪の名門府立高校から大分のアジア太平洋大学に進学、
トップクラスで卒業して、ＮＨＫに入りました。

阪東100本塾のＯＧが毎日新聞にいて、彼の同級生です。かなりかばっていました。
理由を調べました。

放火にいたった動機は「いじめ」です。

正確には「いじめ」ではなく「スパルタ」です。
ミスをすると記者クラブで他社の記者がいる前で何時間も怒鳴られたそうです。
（これについてはサンケイ新聞の記者が記事にしています）

スパルタの背景には「速報」「特ダネ」主義と「巨大な」官僚主義があるようです。
それが記者の精神を蝕むことになります。

また数年前ですが、ある放送局の新人記者で、「デジヘル」（売春の一種）で、金をめぐるトラブル（女性に払う金をねぎるかした）で、警察沙汰になった記者がいました。ホテルにＮＨＫの車を使っていたので、県警が「面割」（身元を調べ、つきとめること）して「発覚」しました。

これも当時の上司の「管理体制」のミスではないかと、言われています。

この新人は退職（依願）していまは元気に働いています。




いろいろ書きましたが、面接のコツはなんでしょうか？

ずばり「打たれ強い」精神力です。怒鳴られ、叱られても「耐える」そして「特ダネ」をとって来る。

この「根性」です。

朝日新聞のように「学歴」「偏差値」「入社試験の成績」は関係ありません。

地方で地元新聞、朝日新聞、毎日新聞、読売新聞などの全国紙の記者を相手に
互角の戦いができるかどうかです。


また「地方が長い、まれに永遠に地方」もＮＨＫの特徴です。
くさらず地方での記者生活に耐えれるかです。

英語ができて、記者としても優秀なら国際部も可能です。
阪東100本塾のＯＢＯＧでも国際部は複数います。


「精神力」では新聞記者と違って締め切りがない。
新聞社は朝刊は午前１時30分（経費節減で0100にする話も）、夕刊は午後１時３０分が締め切りです。

この時間をすぎると「休憩」です。

しかし放送記者には「締め切り」がないのです。共同通信の締め切りありませんが、たいていは新聞社の締め切りに合わせて「配信」しています。

JAL１２３便が墜落などの「大事件」の時は、朝日新聞はテレビ朝日、読売新聞は日本テレビに「速報」を流すこともあります。しかし基本は締め切りにあわせて、行動しています。

ＮＨＫにはBS1があり、毎時００分に１０分のニュースを流しています。